マグロ男の散々な目に会い続ける日常

不動産投資や会社経営で打ちのめされ、火炙りにされたりしている話

お金の形(1)

先生 「じゃあ、次はお金の形についての話をしよう。」

私 「お金の形ですか?お金に色は無い。って良く言いません?」

先生 「お金に色は無いと銀行の人とかは言うけどね、実はかなり厳密に色があると俺は思っているんだ。」

私 「そもそもなんでお金に色は無いなんて言われているんですか?」

先生 「お金ってさ、それが働いて得た給料であっても、借金して持っているお金でも通帳に入ってしまえば見分け何て分からなくなっちゃうでしょ。」

私 「そうですね。通帳に給料による金額が何万円で、元々独身時代に貯めたお金が何万円でなんて書いてないですものね。」

先生 「でも、よくよく計算すると分離させることが出来るよね。」

私 「出来るんですか?」

先生 「離婚騒動とか経験すると財産分与とかする訳だけど、その時に弁護士さんとかが計算するでしょ。その計算で分けられるんだから、出来ると言える。」

私 「先生詳しいですね。実は経験者とかですか?」

先生 「自分は経験ないけど、何時捨てられるかとびくびくしているよ。。。」

 

先生 「でね、そのお金の色と言うか形と言うのをね、別に離婚がどうこうじゃ無くね、意識すると大分違うんだ。」

 

私 「実際にはどんな風に意識するんですか?」

 

先生 「例えばね、まず入りの部分で紐つけのお金にしていくんだ。まず殆どの人にとって大きな収入である給料所得が来るよね。」

 

私 「わたしもそうですね。」

 

先生 「そうそう、でね、それ以外にも昔バイトして貯めたお金とか、独身時代に貯めたお金があるよね。それは別個に考えるんだ。」

 

私 「別個にですか?」

 

先生 「うん、それらのお金は今の所得と分離するんだ。だってね、それらのお金を使う、使ってしまうという事はその月は給料所得だけで出る資金を賄えなかった、つまりは赤字である。という感覚だね。それが分離することで生まれてくる。」

 

私 「なんだかLP(ライフプランナー)みたいですね。」

 

先生 「これから話す内容は投資とかリスクをどうしてもはらむ話が多くなるからね、生活費で足元がふらついている様では投資市場に打って出るのは難しいから。最低限、その程度は抑えておいてほしいのさ。」

 

私 「投資市場に打って出るとどんな感じのお金の形になるんですか?」

 

先生 「まずは自己資金と他人資金つまりは借金だね。その仕訳が行われる。」

 

私 「株は兎も角、不動産は一軒一軒に抵当を入れて買うんですから、手元資金で他人資金というのは無いんじゃないですか?」

 

先生 「できるのよ。増加運転資金とか、所詮ね銀行が貸したいと思えば理由は銀行側が勝手につけてくれる。」

 

私 「不動産の運転資金って。どういう意味?と言う感じですね。。」

 

先生 「そして、自己資金に関してはこれは不動産で、これは株で、これは本業でとかなり厳密に分けていく。自己資金という事でフリーハンドとしないのよ。一見丼の様に見えて丼じゃないんだよね。」

 

私 「銀行からしたら零細企業の会計経理何て丼勘定だと思っているんじゃないですか?」

先生 「そうだね、銀行員からして『いや、零細企業だとどうしても丼になっちゃいますよね。』と聞いてくることが良くあるけどね、それってトラップなのよ。」

 

私 「罠?何の罠なんですか?」

 

先生 「その時にね、笑いながら『いえいえ、結構厳密に分けていますよ。2年前は本業のもうけからいくらいくらを不動産購入費用に充てていましたが、今期は新規購入費用は全て不動産収入から賄っております。なので、今期の総キャッシュフローのうち、いくらいくらが本業で、いくらいくらが不動産で生み出されたキャッシュフローです。』と、数字をさらっというとね。銀行員じゃなくたって身構えるでしょ(笑)」

 

私 「常に分けている意識があるからすぐに数字が出てくるんですね。」

 

先生 「そそ、その感覚がね大事なんだよね。」