心理的障壁 ~不動産を勉強した人のうち本当に参入するのは何%?~
私 「最初っから、初心者無視みたいな感じで吹っ飛ばしていますねえ。。」
先生 「無視してなんかいないよ。そもそも俺も初心者だ。」
私 「コンサルまでやっているのにですか?」
先生 「定款上の問題なだけさ、税理士がうるさく言わないというのならコンサル何て名乗らないよ。そもそも、コンサルの仕事も仲間か、仲間からの紹介が無いと絶対に受けないしね。」
私 「ブログからコンサルタントの仕事の依頼が来ても受ける気が無いんですね。」
先生 「忙しいよ。もう手持ちの案件だけで手いっぱいさ。そもそもね、経済的な自由と、時間的な自由というのが不動産やる理由の一つなんだからさ、これ以上仕事入れたら、時間的な自由を失うさ。」
私 「そうですねえ。。忙しいときとなると何処の金融関係者?みたいな感じになっていますものねえ。」
私 「でも、先生は全くの素人から、大家になったんですものね。」
先生 「そそ、俺自体は全くの分野違い、しかも相続財産無しから始めた。」
私 「昔聞いたことありますが、100万円から始めたんですものね。」
先生 「それしか金を用意できなかったのさ。まだその当時20代だったからね。」
私 「そこから基本無借金で買い進めたんですものね。」
先生 「今は借金も解禁しているけど、ごく最近だ。物件の殆どは無借金。レバレッジ無しだ。」
私 「私は不動産にはまだ疎いですが、不動産の世界では借金しないというのが異質なんですものね。」
先生 「借金してまで強引にやる必要が無かったというか、家賃が溜まったら次と言う感じで最初期は非常にのんびりした買い方だったんだ。」
私 「借金しないとなると、手元資金は少なくなりがちだし、レバレッジもかからないので、加速力に劣るんじゃないですか?」
先生 「劣ってるよ。それでも良いと判断したわけだ、最初期は。その分物件単体での加速力を追い求めたんだ。年に数回あるかどうか?という高利回り物件だけを買ったのさ。」
私 「それが無借金姿勢を貫けた理由ですね。」
先生 「この利回りを確保できるのは、数ある不動産投資法の中でも『ボロ不動産リフォーム戦法』しかない。加藤ひろゆき氏が提唱した方法だね。」
私 「でも、疑問なのはそういう物件を素人で、全く業界違いの先生がどうやって見つけたんですか?ネットを食い入るように見ていたんですか?」
先生 「ネットもずっと見ていたけどね、最初期はネットから自力でピックするのは無理だった。俺は金も無い、借金する気も無い、相続財産も無い、だけど一つだけ有利な条件があった。」
私 「なんなんですか?」
先生 「そもそも人脈だけはあったのさ。そもそも不動産やっている知り合いが何人もいたのね。それぞれ戦法は違う、新築だったり、中古アパート一棟とか、区分やっていたり、ボロリフォームやっていたりと手法はそれぞれだけど、それぞれの手法について常に教えてもらっていたのね。んで、暇なときなどは手弁当でリフォームを手伝っていたりしたのよ。それをね2年ほどやってから、参入したのさ。」
私 「知り合いに教えてもらったんですね。」
先生 「そそ、そういう付き合いが元々あったのよ、そして十分経験を積んでから参入したんだ。そんなね経験が無いとね、いきなりと飛び込めるほど甘くないし、そもそもの心理的な障壁を超えられない。」
私 「心理的障壁ですか。。」
先生 「うん、投資って何か怖いとか、出口戦略をどうするの?とか、ノウハウが、人脈が、お金が、という数多くの心理的な障壁が立ちはだかるのさ。勿論ねそれらは有った方が良いよね。でも、無いから。無いなら無いなりにどうしようか?と考える事。自分なりの戦略を打ち出す事こそが大事なんじゃないかな?」
私 「誰かに教えられるでは無く、という事ですね。」
先生 「でもね、人からの話でヒントは散らばっているよね。そのヒントを幾つもかき集めてね、組み合わせてオリジナルの戦法を作るんだ。全くまっさらからオリジナルの戦法を編み出すのは困難だし、そんな事を考えている間にどんどん時間は過ぎていくしね。」
私 「不動産投資の格言『時間は常に味方する』ですね。」
先生 「そそ、でもね、心理的な障壁、特に一番最初の投資するかどうかという障壁を超えられるのは、不動産を勉強した人の3%から5%程度と言われている。」
私 「やる前にやらない理由を見つけてしまうんですね。」
先生 「やらない理由を見つけるの何て、やる理由を見つけるよりもずっと簡単だからね、勿論撤退と判断することは大事だよ。俺も100件図面見て買うのは1件だ。ただね、99件買わないと判断することが大事なんだよ。それだけ多くの図面をね諦めずにずっと待って見つづけて、探し続ける事、粘り切ることがその障壁を超える大事な事なのかな?とそう思うんだよね。」