マグロ男の散々な目に会い続ける日常

不動産投資や会社経営で打ちのめされ、火炙りにされたりしている話

不動産投資について思う事(1)

私 「これ、業務なんですか?」

先生 「業務という事にしておいて、後で文章に書き起こしておいてね。」

私 「先生は何でこんなことをしようと思ったんですか?」

先生 「いや、ちょっと飽き飽きしてね。先日見に行った物件あったじゃん。あれとか見ているとね、余りに安易に不動産に手を出すサラリーマンの方が多くてね。苦言と言うわけじゃないけど、あんまり甘く見ないでね。こういう事があるよ。という事を残したかったんだ。」

私 「そういえば、最近サラリーマン投資家の方の後始末みたいな仕事が多いですものね。」

 

先生 「そそ。最初の段階からうちでコンサルに入っていれば。。と思うんだけど。依頼があったわけじゃないし、ここまでやらかしてからコンサルに入ってくれと泣きつかれても俺ももう無理だよ。。。という感じさ。」

 

私 「先生はコンサルですものね。」

先生 「自らカンナがけから、壁紙もフローリング張替もやる肉体派コンサルだけどね。」

私 「肉弾系ですものねえ。。」

先生 「建築会社グループとして今現状二つのグループ、6社を使っているけどね、いざとなれば、未だに彼らに混じって一緒にリフォームしたりしているよ。」

私 「先生は何でセルフリフォームをまだしているんですか?こだわりですか?」

先生 「こだわりと言うのはあんまり無いかもね。単に手抜きをされたくない、ぼったくられたくない、けど、それを判断するためにはいざとなれば自分で全部できる状態でないと、それは難しいとその為にやっている感じかな?でも、もう昔ほどにはセルフではやっていないよ。ある程度任せている。」

 

私 「去年だけで19戸も買いましたからねえ。」

 

先生 「だんだん自分の時間の配分というのが難しくなりつつあるんだよ。セルフやっている暇が無い。コンサルの仕事は他の皆に任せられないし。。。」

 

私 「そもそも、何でコンサルの仕事をやる事になったんですか?」

 

先生 「成り行きなんだよ。本当に。利回りのいい物件って本当にあるの?と聞かれて、あるよ。じゃあ、見つけてやるから買えよ。と言う感じで、見つけて指値入れて、売買成立まで持って行ったら、いや、お礼しなきゃと言われてね、でも、お礼って税務上難しくてね。だから顧問料と言うか外注費という扱いで相手に切ってもらって、こちらは定款を一部変えて不動産コンサルタントという業務を加えたんだ。」

 

私 「そこまでやる必要があったのですか?」

 

先生 「会社組織だと、お金の入金があった理由と言うのが大事でね。税務上1回ぐらいだったら大目に見てもらえるかもしれないけど、それが度々だとなると定款変更しておかないとお目玉食らうのよ。いや、ちゃんと税務上処理しているんだから、いいじゃんとは思うんだけど、ねえ。。このあたりは地方とか、担当者によるのかな?」

 

私 「めんどくさいですねえ・・」

 

先生 「顧問税理士が国税OBな分、厳しく言われるからというのがあるかもね。まあ、そういう話は置いておいてさ、不動産って特に海千山千がうじゃうじゃいる世界だからさ、その中を平然と泳ぎ切ろうとしたらね、それなりにタフな方じゃないとなかなか難しいのかな?と。そう思うんだよね。」

 

私 「先生のお友達達も個性的ですものねえ。。」

 

先生 「才能は凄いよ皆。でね。サラリーマンの方で特に若い方がね、年金も終身雇用もあてにならん、何かもう一本収入の柱をと考えるのはとても良い事だと思うんだ。でもね、中途半端な気持ちで参入するのは辞めておいた方が良い。特に不動産はね。とそう思っているんだ。」

 

私 「先生は、サラリーマン大家の方が苦手なんですか?」

 

先生 「いや、逆だよ凄く応援しているんだ、でもね、楽々とか、寝ていても稼げるとか、そういう甘い言葉に騙されないで欲しいとそう思っているんだ。楽々稼げるような良い物件はね、最も上流にいる不動産屋とか、うちみたいにネットに出る前に情報を入手する奴らが買ってしまうんだ。ネットに出た段階でね、もう情報は古くなっているんだよ。プロたちが楽々は稼げないと判断された物件だけがネットに出るものなんだ。」

私 「ネットに出ている物件で買いと思えるようなものは無い。。ですか。。」

 

先生 「いや、単純にそうとも言えない、俺も未だに5割の物件はネットで買うしね。でもね、そのまんまの価格では稼げない。と。そう思っているのさ。」

 

 先生 「そこをね、よくよく考えて欲しいとそう思っているのさ、ネットで指し値も入れずに買ってそこで逆転の目は無いか?といったら、逆転する目はある。出来なくはない。俺も指値無しで買って逆転したことは何度もある。でもね、それは楽々じゃないよ。苦労したよ。とね。」

 

先生 「甘い言葉に騙されるというのもお粗末な話だし、投資と言うと騙されるかもと殻に閉じこもるのも危険性が高いと思う。今の時代年金もあてにならないし、会社が定年まで面倒を見てくれるなんていう事は期待しない方が良い。その中でね、何が効率が良いのか?何を組み合わせて自分の人生、生活、家族を守るためにリスクヘッジするのか?それをねよくよく考えて欲しいとそう思っているわけだね。」